ねこのおひるね

Living well.








出産レポ|イギリスNHS出産|海外出産|無痛分娩希望が自然分娩に。

2023年11月7日、朝7時10分に3080gの元気な男の子を出産しました。

 

記憶がちゃんとしてるうちに出産レポを書いてみます。

 

日本🇯🇵とイギリス🇬🇧で出産にかかった時間の定義が違うのですが、

私の出産にかかった時間は

🇯🇵:14時間24分(陣痛が10分間隔になってから出産までの時間)

🇬🇧:1時間30分(子宮口が4cmになってから出産までの時間)

でした!

 

また、無痛分娩希望だったのですが自然分娩になりました。その流れも書いていこうと思います。

 

11/5 22:30 前駆陣痛のようなお腹の痛み

顔を顰めるくらいの痛さが2-3分毎に20-30秒ほどあり、翌日に母とアフタヌーンティーを予約していたのだけど念のため電車やバスに乗るのはやめようとキャンセルをしたところでした。


11/6  4:00 破水

ちょろちょろを水が流れる感覚があり起きて、ん?と思っていたら止まらないので「これは破水した?!」とぼんやり考えていたら夫がトイレに起きて、

帰ってきた夫に「破水したかも?!」と伝えました

 

どうしたらいいかわからず病院に電話をかけるも、いつもは繋がる病院のemergency callが今日は何故かつながらず、急いで荷物をまとめとにかく向かうことに。


5:10 病院着


5:47 モニタリング開始


6:07 お腹痛い、トイレ行きたい感覚が強い、破水はベッドで寝てると流れない、歩いたら流れる

 

赤ちゃんの無事を確認する機械と私の血圧や尿検査などの軽めの検査をし、最後に子宮口の開きを確認。なんとまだ1cm以下の開きとのことで一旦帰ることに。

 

しかし、翌日の朝8時にもう一度きて、それまでに陣痛が起こらなければ誘発をおすすめすると言われました。

 

破水したのに帰るの?!感染は大丈夫?!など思い色々聞きましたが、こんな状態になったらすぐきてねなど教えてもらい帰宅。

 

8:30 入院バッグ整理し直し、軽いご飯、寝る

ちなみにこの時のお腹の痛みは普通の生理痛のようで鈍痛がお腹の下の方にある感じでした。薬(パラセタモール)はまだ飲んでないが寝れなかったら飲む予定でした。

 

15時頃 赤ちゃんが来た時用の準備の見直し※、入院に備え念入りにシャワー

(※これがたくさんあって驚き!色々考えたつもりだったけど結構バタバタしました)したりシャワー浴びたりした
この時の痛みも少し張りはあるが重い生理痛程度でした。

 

17時頃 前駆陣痛が始まりアプリに記録開始
アプリによると正確には16:24、だんだん痛みが強くなり、バランスボールに乗ってみるととても楽で、痛くなる波が来ると夫にさすってもらいながらバランスボールに乗っていました

 

19時 パラセタモール(痛み止め)を飲み少し落ち着く

 

ちゃん記録してあったのはここまでだったのでこれから先は覚えてる限り書きます。(時間も覚えてる限り書きます)↓

 

20時頃 パラセタモールを飲んで痛みが引いたので病院へ行かずにもう少し家で耐えるか、もう病院へ行くか迷う

病院へ行って待合室で待つくらいなら家の方が環境がいいとも思い、私は家でギリギリまで耐えたいと言ったが、母が

・定期的な陣痛が起きているのだから病院入った方がいい

・何かあってからでは遅くむしろ少し薬で楽になった今移動した方がいい

と言ってくれ、病院へ向かいました。

 

21時〜朝方まで

①破水開始時と同じようにモニタリング、軽い検査

②強まる陣痛に耐えながら子宮口が開くのを待つ

 

本陣痛と言われましたが子宮口が1.5cmほどだった&赤ちゃんの胎動が今日1日少なめであったことから帰らずにAntenatal word※へ行きましょうと言われました。

 

※私の病院のantenatal wordはカーテン仕切りのある4人部屋で、トリアージの5.6人相部屋よりも広くベッドもソファも大きくバランスボールなども貸してもらえ快適でした。

 

 

 

強まる陣痛に対して以下の麻酔を順にしました。

・パラセタモール⚪︎

前駆陣痛の時によく効きました

 

・codeine×

パラセタモールより強い飲み薬、あまり効かなかった

 

ペチジン

モルヒネ系で👶が眠くなる可能性があったのであまり使用したくなかったのですが効果は2h、まだ2hのうちには産まれないだろうとのことで今使うならばあまり問題ないとのことで使用しました。とても効きました。なんなら切れた後もう一度使うか真剣に考えましたが、バランスボールに乗ったりして様子を見ることに。

 

・ガスアンドエアー△

正直ガス自体の効き目はほぼないように思えたが、ガスを吸う時と吐く時の"呼吸サポート"として役に立ったように思えます。呼吸はとても大事で吐く時に痛みが軽減します。

 

・TENSマシーン(レンタル)⚪︎

自分でボタンを押して電気を走らせるのですが、押し忘れると押し忘れたことに気がつくくらいには痛みが軽減。最後の方は自分でボタンを押せなかったので夫が押してくれていました。

 

 

11/7

5:40 子宮口が4cm

もう正直ここからは記憶がないです😂

夫によると、痛みが太もも→ふくらはぎ→肛門まで来ていたようです。脚はかなり強くさすってもらっていて(母は後で内出血になるのではないかと心配していたよう)、肛門は陣痛ボールを強く当てていました。

 

陣痛時に母と夫がいなかったら、さすってもらえなかったらと思うとぞっとします。。

どんな麻酔よりも二人のサポートが効きました。

陣痛が始まってから14時間ずっと寝ずにさすってくれていて、本当に感謝しかないです。

 

エピドュラル(無痛麻酔)はまだ打ってもらえないのかと何度か聞き、やっと部屋が空いたとのことで車椅子に乗って分娩室(labour word)までいき、

(この時服は私が着ていたものそのままでしたが靴下を医療用の着圧なものに履き替えさせてもらったのを覚えてます。これのおかげか産後脚は全然浮腫みませんでした!)

 

そこからはスピード出産でした。無痛を打つ時間もなく産まれそうとのことで自然でいこう!と覚悟を決めいきむこと5回〜7回くらい?

可愛い赤ちゃん誕生🥹

 

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いきむときは、もう最後の力を振り絞って、いや残っていないはずの力を振り絞り

人生で一番頑張ったと胸を張っていえます。

 

いきんでる最中に覚えてることは以下

・いきむ時は息を止めるのか呼吸しながらなのかmidwifeにきいたこと→息を止めていきむ

・会陰が裂けた瞬間がわかったこと→あ、裂けたなとわかりました

 

海外出産だなぁ...!と感じた点は以下

・push! harder! stop! look at me! my friend!などとにかく掛け声をかけてくれる熱い熱意があった

・途中力つきそうな時、「What your name?」と聞かれて誰かが答えたら「違う私はあなたに聞いてるの、あなたの名前は?」と私に答えさせ、"私"と会話しようと心がけてくれていた

 

赤ちゃんが産まれた後は私の上に赤ちゃんが乗り(skin to skin)、臍の緒を夫が切り、

終わりかと思いきや"小さなお産があるよ!咳き込んで!"

といわれ、咳き込むこと10回、胎盤を出しました(30分以内くらい)

 

 

その時私はかなりひどい出血をしてしまい、emergencyコールがなり10人くらいのmidwifeと Doctorが駆けつけ、処置をしてもらいました。

なんとか血は止まり、その後裂けた会陰を縫うために5箇所注射で麻酔をし縫ってもらい(痛くなかった!)

 

 

2時間くらい分娩室で母と夫と、私と上に乗っている赤ちゃんと4人で過ごしました。

 

この時、お祝いにトーストと紅茶が出たのですが、

これが非常に美味しくて、もう後にも先にもイギリスの薄く硬いパンをあんなに美味しいと思ったことはないでしょう!

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その後ヘルプしてもらいつつも軽く血を流したり着替えたり整えて車椅子で産後の部屋へ行き入院※しました。

※イギリスは出産後6時間〜12時間で退院🤣

 

出産後〜入院退院のレポは別ブログに書きます。

 

 

私はきっと安産だったと思います。

無痛分娩希望ではあったものの、一人目ということもあり自然分娩で産んでみたい気持ちもあったのも事実。

いきんで赤ちゃんが産道を通った感覚、産んだ経験は貴重な経験になりました。

 

産まれてきてくれてありがとう。

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では。